この講習を選ぶにあたって、7つの選択肢があったんですけど、この研修を選んだ理由は、理論とライブ感。まさにローツェさんがモデル企業になって、ケーススタディを生でやりますというのが魅力で選びました。私実は…
プロフェッショナル・ビジネスリーダーコース
「プロフェショナル・ビジネスリーダーコース(PBL)」を受講して(受講者の声)精密機器 I様
ツールや考え方、手法を使いながら、最適解を見つけることができるということを改めて、知りました。また、よく陥りがちなことでしたが、結果にあまり影響をしないことに対して終始してしまって、あるいは未来を読みきれないところに対して、どうするのかというところ、スパイラルに陥ったり、ということがよくありました。そこをやることが肝要ではないということが改めてわかりました。
異なる意見が出た時に、それをどうやって理解するかという時に、むしろ異なる正論として捉えることで新たな付加価値ができるのではないかということも改めてわかりました。経営資源の最大化をするという側面で、これもなかなかできないところなんですけれども、捨てることを選択して、それを実行する。これについては、何を捨てるべきなのか。そのプロセスをはっきりさせないと、最大化もできないし、ステークホルダーの理解も求められない。そのあたりの整理の手法も改めて学ぶことができました。
人材マネジメントに対しては、達成感、共感ということが非常に重要になるということ。これはあらかじめ分かっていた領域ではありますけれども、今回のチーム活動を通じながら、改めて重要であると再認識したところです。課題、解決に対するシナリオの構築についても、相手の立場に立つということが非常に重要であり、常に考えているつもりなんですけれども、所々で忘れてしまっているという部分がありました。ここに関しては、物事を進めて行く上で、いかに相手の立場に立つことができるかという必要性を改めて、認識しました。相手の心を動かすという意味でも、なぜその選択肢にたったのかというところを明確にする。
仕事の中でも、情報の解析は時々やりますが、直感的に読むというのが自分の中ではあったのではないかと改めて振り返りました。なぜ、そこに至っているのか、それが重要だと思います。さらに因果と変数で丁寧に整理することが必要です。叡智の結集とありますけれども、これは納得いくまで議論を尽くす。不明なままでプロセスを進めていかない。相手の意見を聞く耳を持つ。あるいは、それを理解しようとする力。これを磨いていかなければいけない。その上で付加価値につながる。グループ討議の中で改めて学ぶことができました。
それから立場の違う共同作業者で、提案を受けたり、あるいは提案をするというプロセスの中で、いわゆる品評会型になっているということを今回の研修で知ることができました。そうではなくてワークショップ型の議論のプロセスで変革することが非常に重要で、質・スピードを上げるだけではなく、考える集団づくりという意味でも、この点が非常に重要になるんだろうなということを改めて知りました。
今後生かすこととして三つあげています。課題解決力の向上ということで、全員の思いを持ったビジョンを策定しながら、組織力を上げていきたい。問題解決力を上げていきたい。立場の違う共同作業者とマネジメント、その思いを共有しながら、組織の一体感を醸成していきたい。80対20のルールですね。意思決定のスピードの向上と、考える人材の育成という風に考えています。経営資源の最大化、因果関係の分析などを丁寧に行いながら、健全なテーマの取捨選択、これは正しい解を導く部分もありますし、仲間の理解を得るためにもこのプロセスが非常に重要だということを考えています。
仮説やストーリーに関しては、極力、複数のアプローチしながら、その精度を高めることが非常に重要であると考えています。伝える能力の向上ということですが、これも先ほどの相手の立場に立つ。動機付けを明らかにして、相手が決断に資する情報を丁寧に提供することを常に意識していきたいと思います。プレゼンを説明する中では、具体性を持ったトピックがつながっていくことで真に相手の心に刺さる仕上がりを意識して組み立てていく必要があると思います。活用する情報に関しては、目の前の見方にとらわれずに、裏に潜む背景をいかに読み取って、伝える。その感覚を養っていきたい。
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タグ:製造業
修了者からのコメント
JMAマネジメント・インスティチュートの各コースからは、数多くの修了者が輩出されています。
修了者の方々はその後、各社において重責を担うようになり、培った能力をさらに発揮しています。
佐藤 卓爾 氏
三菱食品株式会社 CSV本部 飲料・酒類グループマネージャー
(2019年度修了)
コンビニエンス業態向けの酒類カテゴリー営業責任者として、縮小する国内の食品市場の中で、既存の延長ではいつか事業が立ち行かなくなるという課題を抱えていました。
目先の利益を稼ぐために限られたパイプをどうやって競合から勝ち取るのか、また並行して新たな事業領域へどうやって進出するかという事を両立して行う事が重要という認識です。
そのための適切なリソースの配分については大きな課題でした。
そのため、他業種の方と交流する事による経営戦略の知識取得と経営視点の体得を目的にPBLを受講しました。
まず、最初は全員で同じ課題に取組むにあたり、全く異なる業界のメンバーが集まったため、着眼点や打ち手に対する考え方が多様であることに驚きました。
私達のチームは既存事業の改善提言をテーマに取り組みましたが、データーが不完全の中でも仮説を組み立てて決めていかねばならない事に直面して、座学主体の詰め込み型の学習では無く、実在する企業への提言研究ならではの気づきを実感しました。
受講を終えて一番に感じたことは、考え方の引き出しが増えたことです。酒類カテゴリーの責任者でしたが、新たに飲料が加わり飲料・酒類の営業責任者となり、多種多様な人たちとの交流を通じ客観的に物事を俯瞰できるようになっていました。
これからPBLを受講される方々には、他流試合ならではの学びを通じて、実りある研修にするために、研修中の議論には躊躇せずに飛び込んでほしいと思います。そうする事で自分たちの強み・弱みを客観的に知ることが出来るはずです。