よろしくお願いします。弊社、外部環境がやばくなってきまして、一つは規制強化。そして所得の格差ができたこと。アベノミクス、消費の価格帯が安いものから高いものまで出てきている。それから、健康懸念、分煙の要…
プロフェッショナル・ビジネスリーダーコース
「プロフェショナル・ビジネスリーダーコース(PBL)」を受講して(受講者の声)食品 T様
まず受講前はどうだったかということ。個人レポートを作っていたので、そこから抜粋しました。どんなことを期待していたか。経営の課題や本質に触れたり、他の企業のみなさんから刺激を受けたいというのがありました。仕事における課題は、チームでもワードが出てきましたが、効果・効率をどうするか。そういうところも自分の中では課題に思っていました。得たいスキル、能力ということころではスピード感のある質の高い意思決定を身に付けたい。より高い視座を身に付けたい。そういう思いで参加した、それが受講前の状況です。
学んだこと、得たことということで大きく四つに分けました。
経営者マインド、二つ目が変化の対応。三つ目が戦略の策定と、四つ目が多様性。経営者マインドというところでは、今回、社長をはじめいろんな方にヒアリングをさせていただいて、高い視座、広い視野の視点を学ばせてもらった。
こちらがこんな提案どうですかといったことに対しては、ほぼほぼ考えてもらっていたり、やっているよというのが多かったので、改めてそういうものだということを気づきました。二つ目にビジョンとフィジビリティと書いたんですけど、一番最初にベトナム行った時に社長に十年後に100億という明確なビジョンを持ちつつ、中間報告で色々したことには、実はきめ細やかな本当にできるのかということを聞かれたり、大きなことを掲げながら、実現可能性というところもみんなで見ていくというところが経営者なんだなと学びました。二つ目の変化の対応というのは、先ほど田中圭さんがおっしゃった通り、非常にさらされているところであります。そこで一つ目、スピードと柔軟性と書いたんですけど、変化が激しいので、考え続けていると変わっていく。スピードと変えていく柔軟性が必要だというのも学びましたし、一方で、コアコンピタンスと書いたんですけど、スピード、柔軟性にありながら、自社が競合に勝るものはなんなのか。うちの会社の一番強いものはなんなんだというのは、しっかり見定めないと流れに任されてしまうということも学びました。三つ目の戦略策定というところは、主に座学のところなんですが、おっしゃっていたとおり因果メカニズムというのもありますし、選択・集中というところで選択とはやらないことを決めることなんだというところも非常に印象に残っている言葉でした。最後、四つ目、多様性というところ。まさしく、今回、全体もそうですし、グループにいても感じたことなんですが、本当に個性もバラバラですし、それぞれの企業に応じたマインドがみなさんあって、その中で自分の発想も広がったなというふうには思います。
非常に発想の広がりができたなと思っております。一方で、拡散から収斂と書いたんですけれども、いろんな意見が出て、拡散していくんですが、一方で最終発表に向けてはそれを一つの方向に持っていくということを考えれば、その難しさもまさしく今、味わっているところ。出た意見をどうやってまとめていくか。難しさも非常に感じているところであります。
それを受けて、今後、生かすことというところで書いたんですけれども。考え方と実際の業務を分けてみました。上の方の考え方というところでは、今回、学んで得たことを意思決定する時の判断基準をより、明確化、もしくは定量化していかなければいけない。常に、上のレイヤーで、自分が部長だったら、支社長だったら、と考える必要があるなと思っています。あと、実際に学んだことを実践しないといけないなと、因果メカニズムというところを通常の業務でも、取り入れながら、やっていっているところでございます。次に、チーム討議で一番学んだこと、生かしていこうと思っていることは目的、目標ファーストというところで、あまりぶれていかないように、そこにいる人たちが共通認識を持つように、目的さえ持っていれば、最後は拡散した議論も収斂していくのかなと思っています。
どんな人に伝えるかということも、経営幹部の方にお話するのですが、イメージしていなければいけないなということも生かすことだと思っています。まずやってみるの推奨も書いたのですが、スピードも含めて、これは私自身もそうですし、私の部下に対しても、結構言っています。やってみようと、そのあと、どうだったかがあればいいじゃないか。自分自身も含めて、やっているところです。実際、チームでも効果・効率という話があったので、早速、やろうかなと。まず、やってみる。その実践として、二つあります。一つは、私は今、営業組織にいるのですが、一人一人が持っているノウハウ、事例が一人一人に埋没してしまっているので、共有スキームで運用していこう。効果・効率も求められているので支社内のプロジェクトも再来週から始めていこうと思っています。最後に、今回思ったのは、変化が激しい中に、全ての企業があると思うので、どうやって企業価値を高めていくか。改めてこれからの課題だなと思ったのが一つと、もう一つが、人が一番大事な活動資源なので、いかに人が付加価値の高い活動業務に携わることができるか。引き続き今後の課題だと感じています。
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タグ:製造業
修了者からのコメント
JMAマネジメント・インスティチュートの各コースからは、数多くの修了者が輩出されています。
修了者の方々はその後、各社において重責を担うようになり、培った能力をさらに発揮しています。
佐藤 卓爾 氏
三菱食品株式会社 CSV本部 飲料・酒類グループマネージャー
(2019年度修了)
コンビニエンス業態向けの酒類カテゴリー営業責任者として、縮小する国内の食品市場の中で、既存の延長ではいつか事業が立ち行かなくなるという課題を抱えていました。
目先の利益を稼ぐために限られたパイプをどうやって競合から勝ち取るのか、また並行して新たな事業領域へどうやって進出するかという事を両立して行う事が重要という認識です。
そのための適切なリソースの配分については大きな課題でした。
そのため、他業種の方と交流する事による経営戦略の知識取得と経営視点の体得を目的にPBLを受講しました。
まず、最初は全員で同じ課題に取組むにあたり、全く異なる業界のメンバーが集まったため、着眼点や打ち手に対する考え方が多様であることに驚きました。
私達のチームは既存事業の改善提言をテーマに取り組みましたが、データーが不完全の中でも仮説を組み立てて決めていかねばならない事に直面して、座学主体の詰め込み型の学習では無く、実在する企業への提言研究ならではの気づきを実感しました。
受講を終えて一番に感じたことは、考え方の引き出しが増えたことです。酒類カテゴリーの責任者でしたが、新たに飲料が加わり飲料・酒類の営業責任者となり、多種多様な人たちとの交流を通じ客観的に物事を俯瞰できるようになっていました。
これからPBLを受講される方々には、他流試合ならではの学びを通じて、実りある研修にするために、研修中の議論には躊躇せずに飛び込んでほしいと思います。そうする事で自分たちの強み・弱みを客観的に知ることが出来るはずです。